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第1回動詞1
第1回動詞1練習問題


第1回 動詞T 練習問題解答

問題1、次の下線部の動詞について、その活用形名を答えてください。

 (1)「死ぬ」

   @ しなず。(未然形)*助動詞「ず」の前

   A 人しぬ。(
終止形*単純な文末

   B しにけり。(
連用形)*助動詞「けり」の前

   C しぬる人。(
連体形*名詞に直接かかる

   D しぬれば、(已然形*接続助詞「ば」の前、および形から

   E しね。(
命令形*終止形の形でなく、他の活用形とも考えられない

   F しにて、(連用形*接続助詞「て」の前

   G しなす。(
未然形*助動詞「す」の前

   H しぬれども、(
已然形*接続助詞「ども」の前

   I 人こそしぬれ。(
已然形*「こそ」の結び

   J しぬめり。(
終止形*助動詞「めり」の前

   K しなむ。(未然形*助動詞「む」の前

   L 人ぞしぬる。(
連体形*「ぞ」の結び

   M 鳥はしに、木は枯る。(連用形*連用中止

   N しぬるを望む。(
連体形*体言相当の意味

   O しに給ふ。(
連用形*用言「給ふ」に直接かかる

 (2)「あり」

   @ 人あらず。(
未然形*助動詞「ず」の前

   A 人あり。(
終止形*単純な文末

   B 人ありき。(
連用形*助動詞「き」の前

   C ある人。(連体形)*名詞に直接かかる

   D 人あれば、(
已然形*接続助詞「ば」の前、および形から

   E 幸ひあれ。(
命令形*終止形の形でなく、他の活用形とも考えられない

   F 人ありて、(連用形*接続助詞「て」の前

   G 人あらしむ。(未然形*助動詞「しむ」の前

   H 人あれど、(
已然形*接続助詞「ど」の前

   I 人こそあれ。(已然形)*「こそ」の結び

   J 人あらむ。(未然形)
*助動詞「む」の前

   K 人ぞある。(
連体形*「ぞ」の結び

 (3)「来(く)」 

   @ 待ち人、。(
終止形*単純な文末

   A 待ち人けむ。(連用形*助動詞「けむ」の前

   B 待ち人くれば、(已然形*接続助詞「ば」の前、および形から

   C こちらへ。(
命令形*終止形の形でなく、他の活用形とも考えられない

   D 人をさす。(
未然形*助動詞「さす」の前

   E 待ち人くれども、(
已然形*接続助詞「ども」の前

   F 待ち人こそくれ。(
已然形*「こそ」の結び

   G 待ち人らし。(
終止形*助動詞「らし」の前

   H 待ち人むず。(未然形*助動詞「むず」の前

   I 待ち人ぞくる。(
連体形*「ぞ」の結び

   J 待ち人、また帰る。(
連用形*連用中止

   K 人のくるを待つ。(
連体形*体言相当の意味

 (4)「す」

   @ 遊びを。(
終止形*単純な文末

   A 遊びをらる。(未然形)*助動詞「らる」の前

   B 遊びをぞする。(
連体形*「ぞ」の結び

   C 遊びもせよ。(
命令形*終止形の形でなく、他の活用形とも考えられない

   D 遊びも、学問もす。(
連用形*連用中止

   E 遊びをすれど、(已然形*接続助詞「ど」の前

   F 遊びもべし。(
終止形*助動詞「べし」の前

   G 遊びをつつ、(
連用形*接続助詞「つつ」の前

   H 遊びこそすれ。(
已然形*「こそ」の結び

   I 遊びやする。(連体形*「や」の結び

   J 遊びを続く。(
連用形*用言「続く」に直接かかる

   K 遊びをするは楽し。(
連体形*体言相当の意味

 (5)「見る」

   @ 月をば、(
未然形*接続助詞「ば」の前、および形から

   A 月をみれば、(
已然形*接続助詞「ば」の前、および形から

   B 月をみるらし。(
終止形*助動詞「らし」の前

   C 月をなむみる。(
連体形*「なむ」の結び

   D 月をみよ。(
命令形*終止形の形でなく、他の活用形とも考えられない

   E 月をみるとも、うれしからず。(
終止形*接続助詞「とも」の前

   F 月をみるは悲し。(
連体形*体言相当の意味

   G 誰か月をみる。(
連体形*「か」の結び

   H 月はじ。(
未然形*助動詞「じ」の前

   I 月をて泣く。(
連用形*接続助詞「て」の前

   J 月をつ。(
連用形*助動詞「つ」の前

   K 月を給ふ。(
連用形)*用言「給ふ」に直接かかる

 (6)「恨む」

   @ 人をうらみず。(
未然形*助動詞「ず」の前

   A 人にうらみらる。(
未然形*助動詞「らる」の前

   B 人をこそうらむれ。(已然形*「こそ」の結び

   C 人をやうらむる。(
連体形*「や」の結び

   D 罪をうらむ。(
終止形*単純な文末

   E 罪をうらむべし。(終止形*助動詞「べし」の前

   F うらむる人もあり。(連体形*名詞に直接かかる

   G 罪をうらみたり。(
連用形*助動詞「たり」の前

   H 罪をうらみ、人をにくまず。(
連用形*連用中止

   I 人をうらむれば、(已然形*接続助詞「ば」の前、および形から

   J 罪をうらみよ
命令形*終止形の形でなく、他の活用形とも考えられない

   K 人をうらみ給ふ。(連用形*用言「給ふ」に直接かかる

 (7)「逃ぐ」

   @ にぐるは卑怯
(ひきょう)なり。(連体形*体言相当の意味

   A 山ににぐめり。(終止形*助動詞「めり」の前

   B 山ににぐる者あり。(
連体形*名詞に直接かかる

   C 盗人をにげさす。(未然形*助動詞「さす」の前

   D われはにげじ。(未然形*助動詞「じ」の前

   E 山になむにぐる。(連体形*「なむ」の結び

   F 山ににぐ。(
終止形*単純な文末

   G 山ににぐれば、(
已然形*接続助詞「ば」の前、および形から

   H 山ににげ、時を待つ。(
連用形*連用中止

   I 山ににげぬ。(
連用形*助動詞「ぬ」の前

   J 汝
(なんぢ)にげよ。(命令形*終止形の形でなく、他の活用形とも考えられない

   K 山にこそにぐれ。(已然形*「こそ」の結び

 (8)「言ふ」

   @ 物をいはむ。(
未然形*助動詞「む」の前

   A 物もいはで、(
未然形*接続助詞「で」の前

   B 物をいひたり。(
連用形*助動詞「たり」の前

   C 物をいひて、(
連用形*接続助詞「て」の前

   D 物をいふ。(
終止形*単純な文末

   E 物をいふべし。(
終止形*助動詞「べし」の前

   F 物をぞいふ。(連体形*「ぞ」の結び

   G 物をやいふ。(
連体形*「や」の結び

   H 物をいへど、(
已然形*接続助詞「ど」の前

   I 物をこそいへ。(
已然形*「こそ」の結び

   J 物をいへ。(
命令形*終止形の形でなく、他の活用形とも考えられない


問題2、問題1の動詞の活用表を作ってみましょう。空欄にひらがなや○を書き込んでださい。

  動詞

語幹

活      用      語      尾

未然形

連用形

終止形

連体形

已然形

命令形

死ぬ

ぬる

ぬれ

あり

くる

くれ

する

すれ

せよ

見る

みる

みる

みれ

みよ

恨む

うら

むる

むれ

みよ

逃ぐ

ぐる

ぐれ

げよ

言ふ


(第1回 練習問題 終り)

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