動物と暮らし始めて何年になるだろう?

幼稚園の頃にいた野良猫のミーコ。
背中に噛み傷のあったネコさんだった。

一緒に住んでいるのか、住んでいないのか?よく分からない関係だった。
ご飯だけはちゃっかり我が家に来て食べていたのだ。
食べてしまうとまた外へ出てしまう。そんな勝手気ままな野良猫暮らし。
それでもとても大好きで、うちにいる間は仲良くしてた。

そんな関係が続いていたある日、パタリと来なくなってしまった。
方々探し回ったけれどついに見つける事は出来なかった。。。。

私が風邪を引いて寝ていると縁側にミーコが来ていた。
お見舞いに来てくれていたのかな。
その頃少しだけ一緒に住んでいたお祖母ちゃんが粘土でミーコの顔を作ってくれた。

「ほら。ミーコ」と私に見せてくれた。

そんな何でもない出来事がずっと心の中に残ってる。でもなぜか物悲しい気持ちになるのはなぜなんだろう?

それから小学生になり再びネコさんと。
そう。。。。当時捨て猫が多かった。
今でさえあまり見かけなくなったが、よくダンボールに捨てられた猫がいたのだ。

それを私は拾って来てしまう。母は怒る。
でも結局は母も情が移り一緒に暮らすことになってしまうと言うパターン。

2代目ミーコ登場。
そのミーコは雄ネコで、性格は優しくて、優しくて、優しくて。
ただひたすら優しいネコさんだった。

何をされてもじっとしているのだ。
でも・・・・放し飼いをしていたので病気がうつり月へ。
今思えばちゃんとした知識がなくネコと接していたようです。

予防接種をするという事が分かっていなかった。
9、10歳じゃ大人が教えてくれなければ分からない。

それから2代目ミーコと重なってチコと言う名の三毛猫を拾ってくる。
今では珍しいキレイな三毛猫でした。顔も可愛らしく可憐な雌ネコさん。

このチコ、ある時4日間位帰って来ない事がありました。
その時はご飯も喉に通らず心配で心配で泣いていると、、、、

ミーコと夫婦になっていると思いきや、ハンサムな雄ネコさんとご帰還(笑)
えええええっ!!

浮気者ーーーーー!結局再び行方不明。。
母が言うには「可愛いから連れていかれたのかも」

確かに凄く可愛いネコさんだったんです。
今思えばあれはきっと愛の逃避行だったのでは?と。

そして最後に暮らしたネコさんが一番長生きしたロミ。
20年生きました〜〜!大往生ですねー。大切な大切な家族でした。

ロミは小学生の頃に、またもや拾ってきた子猫。
子猫の頃はあまり可愛くない顔をしていて皆にブスネコだねーと言われていた。

それでも暮らしていくうちにドンドン可愛くなっていつの間にかブスネコからキュートなネコに変身していた。
醜いアヒルの子みたい。

当時人気があった少女マンガの主人公の名前を拝借してロミと名づけた。
姉が付けたんだと思う。

九死に一生を得たような大きな病気をして助かり、大きな手術もしたりと生命力のあるロミでした。
私の母が他界した時も、まるで自分の家族が死んでしまったのが分かるかのように
元気がなくなり、しばらく憔悴していた時期もありました。ネコなのに・・・・

不思議な事があった。
まだ母を亡くして日が浅い頃、母の夢を見て泣いていた。実は生きていたという夢。
うれし泣きしていたんだと思うのだが、ロミがやってきて私の枕元でニャーニャー泣いている。
まるで心配して見に来てくれたよう。
人間のようなロミの仕草にドキっとした事があった。

とにかく人間の様なネコでした。
やがて私も結婚する事になり、もちろん一緒に嫁いできましたよ。
ネコの苦手な旦那だったのですが、ロミと暮らしていくうちにネコ好きになりました〜。

しかし、20歳でガンになり月に帰って行きました。

そしてハムスター、うさぎさんとなる訳です。
本当はハムスター、うーさんの話もしたいのですが長くなるので(笑)

そのうさぎさんも数年前に月に帰ってしまいました。

長年動物家族がいたのでなかなか長期の旅行が出来ませんでした。
せいぜい長くて3泊。

私は、動物と暮らすと言う事は、自分の身を削ってでも尽くし守る事だと思っています。
ネコさんは長生きすれば20年は生きます。
ネコさんは、どんなに成長しても言葉を話す事が出来ません。
だから自分の事は後回しにしても守る事が親の私の役目。

2、3年ぶりに2009年に4匹のネコ達をむかえました。
しっかり守っていきたいと思います。

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